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2015年06月30日

情報発信とは「講師」になること

先週ある勉強会に講師として招かれました。講師役になる機会はそれほど多くないので、一から準備をはじめ、情報の選択と掘り下げる程度を考えて内容を組み立てました。

私の講師役が満足いくレベルにあるとは思いませんが、今回は話し手と聞き手の一体感のような感覚を味わって終えることが出来ました。話の内容についてはまた別の機会に書くとして、今回お伝えするのは、講師として勉強会に臨んで気づいた「講師の働きそのものが情報発信の本質かも?」という内容です。

 

勉強会の講師として話をするからには、参加者に何らかの気付きや新しいアクションを期待して準備をします。それがなければ参加者にとっては無駄な時間にしかならないからです。

顧客や見込み客に向けて何らかの情報を送り届ける必要性を誰もが感じているはずですが、その主体は常に自分(発信者側)になりがちです。そもそも「発信」という言葉が自分目線です。しかも、実は作戦もなく、照準を合わせてないことも多い。そんな情報発信は単なる情報の”乱射”でしかないのです。

情報発信は送る先に行動を促すためにやるのですが、①問題の存在を認知させ、②その解決の手段を提示し、③行動を促す。講師役として行うこの一連のアクションが、理想的な“情報発信”であると気づいたのです。

 

講師のほか、教師・コーチ・コンサルタント・アドバイザーなども同様ですが、教える立場の人の焦点は、相手の気付き・行動とその結果にあります。情報を伝達することにより、行動を促し、結果を残してもらわないといけません。情報を発信で終わらせず、行動まで求め、見届けることです。だから「講師になる」ことが理想の情報発信に近いと考えるのです。発信というとワンアクションですが、講師の行動は、自らの伝達、相手の理解(共感)、相手の行動までを追いかけます。

 

ここをくどく説明するのには理由がありまして、経営者の方、特にインターネットにあまり触れない年代の方は、情報発信をワンアクションで捉えていることが多く、その後の受け手の理解(共感)と行動までを想像していないのです。そのため期待する成果を社内で共有できない。だからなかなか取り組まない。

でもネットユーザーの立場を経験している人なら、働きかけ次第で誰もが顧客になることを知っています。「情報発信は講師になること」という結論は、情報発信を理解する一つのアイデアです。

 

伝えたい人々(お客さんにしたい人)を一緒に学ぶ仲間と捉え、行動の必要性を講義(=コンテンツ)にし、相手の理解と反応を確かめながら講義を改善していく。講師になったつもりで、あなたの会社の価値を知らないお客様へ語りかけていくことが「情報発信」の一つの方法ではないでしょうか。講師として発信内容を考えるとイメージが湧いてきませんか。

 

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